
私は組織進化のための支援や、研修講師などをする傍ら、週末などは長野県で畑を耕す暮らしをしています。これまで50種類くらいの野菜を育てました。野菜は、それぞれが異なる好みをもっています。水をたくさん欲しがるものもあれば、あまり欲しがらないものもあります。酸性の土を好むものもあれば、アルカリ性を好むものもあります。
職場選びの際にも、人それぞれ好みがあります。「希望する業種や職種などの要素がマッチするか?」、「資格や語学など、これまでの経験や自分の強みが活かせるか?」、「交通アクセスがよいか?」、「職場の雰囲気が自分に合いそうか?」など、希望や好みとすり合わせていくことでしょう。
私自身も、よくキャリアについての相談をいただきます。その中でよくあるのが「前の職場はいい人ばかりだったんだけど、“スピード感”が合わなくて、退職(次を模索)することにしました。」という話です。
そう、本コラムのタイトルで言いたかったのは、「職場選びで大事にしたい要素“職場のスピード感”」です。
例えば、商品開発のチームで働くとしましょう。毎月のように新商品を出す会社では、前に前に、トライ&エラーで仕事を進めていくイメージでしょうか。日常の会話も、小気味よいテンポでやりとりが進んでいきそうです。
一方、年に一度新商品を出す会社では、じっくり検討しながら、より丁寧に仕事をしていくイメージでしょうか。長い時間軸で様々な角度から確認を重ねていく、そこにエネルギーをかけてコミュニケーションをとりそうです。
皆さんが職場を選ぶ時には、職種や勤務地、給料などの条件だけでなく、「職場のスピード感」にも目を向けてみてはいかがでしょうか。自分の好みのスピード感であれば、力を発揮できる可能性も高くなり、心地よく働くことができるでしょう。
このコラムを読んでくださった皆さんが、好みとマッチする職場と出会えることを願っています。
小田急プラネット 教育研修事業 提携講師 中野 俊宏氏